ウィークリーニュース

2016.08.02

vol.880

 『「チャイナリスク」関連倒産 今年上半期55%増の62件』
 
 東京商工リサーチが発表した2016年上半期(1~6月)の「チャイナリスク」関連倒産は62件で、前年同期比55.0% 増だった。大幅に増加したのは、中国国内の人件費高騰に伴う製造単価の上昇などの「コスト高」や「中国景気減速」などが主因だ。同社は「16年は『チャイナリスク』関連倒産が前年以上の水準で推移する可能性が高い」とみている。
 負債総額は489億8200万円で、前年同期比47.8%減だった。15年4月に江守グループホールディングス(福井県)が負債711億円抱え東京地裁に民事再生法の適用を申請したが、当期はこれに匹敵する大型倒産が発生せず、大幅に減少した。
 16年上半期の「チャイナリスク」関連倒産を要因別で見ると、「コスト高」が39件で最も多く、全体の6割強を占めている。以下、中国の在庫調整に伴う相場下落などの「価格競争」が12件、中国子会社の受注減などの「中国景気減速」が5 件と続いている。
 産業別では、卸売業が3 5件でトップ。これに続くのは製造業で2 1件だった。業種別では「建築材料、鉱物・金属材料等卸売業」が5件発生した。資本金別では、「1000万円以上5000万円未満」が40件で最多、次いで「100 万円以上500万円未満」が8件だった。
 

 
『☆☆☆Weekly コラム☆☆☆ 艱難が人物を作る
 
 「艱難(かんなん)汝を玉にす」ということわざがある。研修会等ではあまり使えず、「今日の講師はずいぶん古い人間だな」と思われて、耳を塞いでしまう怖れがある。
 
 一方、経営者や管理者からよく聞く言葉に、「今の社員は厳しく注意すると、直ぐ不機嫌になったり、極端な場合は退職したりしてしまう」等がある。職場の規律を不当な自由束縛と誤解して、指示命令を厳格に行うことは労働時間違反等と同じと考えている者もいる。
 確かに、古い労働慣習の中には社員に屈辱的な言葉で命令し、心身共に辛い労働を強いるような企業が多数存在した。今、このような厳しさは許されない。ここで言う艱難とは、社員への思い遣りとしての厳しさである。職人的な仕事・接客の仕事・物を売る仕事・事務的な仕事等、どの仕事も最初は上に立つ者が本気で教えて初めて身に付くものである。このような教育をしていない上司が多くなっているようだ。社員に限らず、人は苦労してこそ有益な事柄を身に付けるのではなかろうか。どうぞ、次の文を味読頂きたい。
 「玉は琢磨によりて器となる。人は練磨によりて仁(=すべての人に思い遣り、いつくしみ)となる。いづれの玉か初より光ある。誰人か初心より利なる」(出典:懐奘編・和辻哲郎校訂『正法眼蔵随聞記』岩波文庫)
 
 
株式会社 横井総合経営
(出典元:日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM))
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