ウィークリーニュース

2016.07.26

vol.879

『恒例の最低賃金引上げ論戦開始 議論の行方は?』
 
 夏の風物詩になりつつある最低賃金の引上げ議論。今年も厚生労働省の審議会で議論が始まっている。政府はすでに、毎年3%程度最低賃金を引き上げて、将来的には時給1,000円にする目標を掲げている。実際の過去10年間の引上げ率を見てみると、2008年、2015年に2.3%、2010年に2.4%の引上げが実現しているが、2006年には0.7%、2011年も1.0%の引上げにとどまっている。現在の最低賃金は全国平均で時給798円となっており、これを3%引き上げるとなると822円(24円引上げ)となる。
 
 審議会の議論では、中小企業への影響が大きいとして経営者側は慎重な姿勢を示しているが、労働組合側は大幅な引上げを主張しており、溝が埋まる気配がない。実際、従業員30人未満の企業における今年の賃金の上昇率は1.1%となっており、3%の引上げは経営への影響が大きいのは事実だ。
 
 一方で、安倍首相は経済財政諮問会議において、3%の引上げに向けて最大限の努力を払うように厚生労働大臣、経済産業大臣にお願いしたいと表明するなど、引き上げられる方向で話が進んでいる。今月内には引上げ幅の目安が示される。審議会での議論の行方が気になるところだ。
 

 
『☆☆☆Weekly コラム☆☆☆ 経営計画策定の効果
 
 経営改善計画、経営革新計画、資金計画等、経営の計画策定は多種多様である。あまりに多くの計画作成を求められる為か、特に中小企業経営者の一部には、「計画を作ってもその通りになる訳ではない」と拒絶する方もいる。「計画を作る暇があれば、その分仕事をする方が良い」「相手次第で左右される零細企業に計画など無駄だ」等と言う経営者もいる。
 もちろん、このような経営者に対しては計画を作る意義(必要性・目的・効果等)を説明して説得する。計画の必要性が言われるようになったのは、現代になってからではない。
 例えば、約2,500年前に中国で書かれた『中庸』(四書五経の一つ)に、こんな一節がある(金谷治訳注・岩波文庫『大学・中庸』)。「凡(およ)そ事は予(あらかじ)めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃(はい) す」(すべてのものごとは、あらかじめ事前によく考えておくと成功するが、事前に考えもしないで始めると失敗するものだ)
 一般に、前もって計画して実行することが経営の成功要因である。人前で何か発言したり、人を説得して売り込んだりするような場合にも当てはまる。また計画策定の効果には、実行の過程で困難な問題が発生した場合に、進む方向に迷ったり、結果の不安に苦しんだりすることが少なくなる。
 
 
株式会社 横井総合経営
(出典元:日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM))

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