ウィークリーニュース

2016.07.19

vol.878

『英国のEU離脱を軽視するのは危険』
 
 先日、世界中に激震が走った。国民投票で英国のEU離脱が決まった。直前までの残留予想とは真逆の結果で、落差は激しかった。
 影響で、世界中の株価が急落した。その後は落ち着きを見せているが、今なお、先行きの不透明感が漂い、リスク回避の姿勢からは当分、抜け出せそうにない。為替も同様で、アベノミクスの成果である円高・株高には逆風が吹き、企業は防衛姿勢を強めている。

 今回の世界中が騒ぐ姿を見ると、リーマン・ショックを思い起こされる。当初は、対岸の火事だとの報道が多く、政府も影響は軽微だと感じていた。しかし、時間の経過と共に、被害は多くの国々に及び、日本でも株価の大幅な下落や、急激な円高の進行があり、生産拠点を中心とした企業の海外展開が進み、産業の空洞化が一段と進んだ。

 不動産市場でも、新築マンションが売れ残って完成在庫が急増し、中堅のマンション開発業者が数多く破綻した。
 さて、現在の日本の不動産市場はバブル期にあり、しかも緩やかに減速している途中であるため、英国ショックは少なからずあるものと考えておく事が賢明だと言える。
 中国の景気減退で外需が剥げ、タワーマンション節税への規制もあって、5000万円を超える新築マンションの売れ行きには急ブレーキがかかっている現状もある。市況の転換期が来るとの心の備えをしておきたい。
(情報提供:ネットワーク88)
 

 
『☆☆☆Weekly コラム☆☆☆ 機械化と人材の安定』
 
 世の中の現象には矛盾するものが多い。仕事の機械化と人材の安定もその一つだ。近年の経済成長は機械化によって発展してきたが(洗濯機・自動車等による生活の向上も同じ)、反面で手作業による仕事等の衰退や人材の不安定を招いてきた。
 X社(食品加工業、社員50人)は、事業承継をきっかけに、加工や事務の機械化を全面的に取り入れた。結果、売上に対する人件費が下がり、生産能力や取引先数が拡大した。しかし、熟練社員の大量退職(一部余剰) と新規採用社員によって管理者が不足し、商品開発・労務・納品管理等に支障が生じた。また、熟練社員(管理者が多い)よりも新規採用社員の方が機械に詳しい者が多かった。その後、X社は商品開発力や人材の安定の重要性に気づき、特に人材の安定の為に急速な機械化に頼ることを止めた。
 機械化を進める際には、次のような点を多面的に考慮することが必要と考える。
  (1) 事前に、機械化すべき業務とすべきではない業務(例えば商品開発や苦情処理等)を総合的に分別する
  (2)仕事は人が主体であり、機械の都合を優先する労務管理を行わない(労働時間帯・就労日・指揮命令方法等)
  (3)急速な機械化によって社員の職能評価や地位や担当が大きく変化する場合は、部分的で緩やかな導入を目指す。
 
 
株式会社 横井総合経営
(出典元:日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM))

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