ウィークリーニュース

2016.03.01

vol.858

『しこりが残りがちな内部通報 意趣返しはトラブルに』
 
 企業内の不正行為を内部の者が通報する内部通報は、実態を理解している社員が証拠を抑えた上で行うことが多いため、企業にとってはかなり手痛い事態になりがちだ。場合によっては、それをきっかけに刑事罰を受けることもあり得る。
 
 そのため、自社にとって不利益な内部情報を漏洩したとして、内部通報者に対して不利益な取扱いを行う企業も少なくないが、そのような意趣返しは大きなトラブルになりがちだ。そもそも、内部通報者に対して不利益な取扱いを行うことは公益通報者保護法で禁止されている。しかし、企業内での処遇については、それが内部通報に基づく不利益的取扱いなのか、一般的に起こり得る処遇なのか判断がつきにくいこともあり、意趣返しのような異動や出向を命じられるケースも少なくない。
 
 大手企業でも内部通報に基づく不利益的取扱いを巡り裁判となり、最高裁で企業側敗訴となったものの、なお不利益的取扱いを続けたとして再度裁判となる事案があった。裁判では和解が成立、企業側が不当な扱いをしないことを約束の上、1,100万円の和解金を支払うのみならず、和解の内容を記した文書をすべての社員に公開するという重いペナルティも受けている。くれぐれも注意が必要だ。 
 

 
『☆☆☆Weekly コラム☆☆☆ 自分を売り込む
 
 現代において「自分を売り込む」とは、就職活動が代表で、自分の全人格(職務能力を中心に)をアピールする数少ない機会かもしれない。多くの職場に共通する応募者の状況や職務能力としては、学歴・職歴・年齢・一般常識・容姿・健康・性格(長所や短所)等を指す。また、職場によって異なる特別の職務能力と言えば、公的資格・技術(技能)・特技・語学・交渉力・人脈等がある。
 ところで、今や国民の所得格差が大きくなり、労働者の所得も例外ではない。一般に、単に学歴・一般常識・職歴等が水準以上あるだけでは収入が高くなるわけではない。各職場の特性に必要な特別の職務能力がどれかあってはじめて、収入や地位が上がる可能性がある。
 江戸時代の歴史小説を読むと失職した武士(いわゆる浪人)の貧しい場面がよく出てくるが、自分を売り込む材料(武術・算術・交渉術・人脈等)を持たなければ就職(仕官) は実現しなかった。
 現代の就職活動でも、日頃から特別の職務能力を身に付ける努力をすることは当然、その職務能力を積極的にアピールする自分を売り込む技法が求められる。例えば、応募先に有効な資格・特技・趣味(希少性があればなお良い)・ボランティア活動の実績等が自信を持って伝達出来れば、就職後も大いに期待される。
 
 
株式会社 横井総合経営
(出典元:日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM))
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