ウィークリーニュース

2015.11.24

vol.844

『消費税の軽減税率を懸念 日税連が改めてコメント発表』
 
 日本税理士会連合会(会長:神津信一)はこのほど、「消費税の複数税率(軽減税率)について」とした会長コメントを発表し、改めて単一税制の維持を訴えた。
 消費税の複数税率については、平成29年4月の消費税率10%への引き上げ時に軽減税率を導入する方向がかたまり、現在与党税制協議会にて、具体的な対象品目、区分経理及び財源等について検討が進められている。
 日本税理士会連合会では、対象品目の公平な選定や区分経理の方法が困難であること、事業者の事務負担が増加すること、低所得者対策としては非効率であること、財政再建が損なわれ社会保障給付の抑制が必要となること、簡易課税制度が複雑な制度となってしまうこと等の観点から、税制改正建議書において単一税率制度を維持すべきことを強く主張してきた。今回のコメントで改めて、複数税率の導入のデメリットを強調し、特に中小・小規模事業者の事務負担だけでなく、複数税率に対応するための人件費等、過度なコスト負担および行政コストの増加等に懸念を示した。
 同会は、今後も、消費税の複数税率制度が内包する欠陥や実現した場合に発生する問題点を明らかにしつつ、消費税制を含めたあるべき税制の全体像について意見表明を行っていく、としている。
 

 
『☆☆☆Weekly コラム☆☆☆ 商売にも養生が大切
 
 健康に日頃の養生が大切なように、商売を安定して営む為には日々用心する謙虚さが必要である。古典的な養生書である貝原益軒著『養生訓』によれば、養生の要訣を一字で表すと「畏(おそるる)」であると言う。生命を畏敬して慎んでいたわるという意味で、飲食・色欲・労働・安逸・睡眠等が過度にならないように心掛けることである。
 商売においても、「畏」を活かすことが有効である。例えば、創業に当たって設備投資をする場合、資金(借入金も含めて)の全てを使って店舗取得・内装・設備購入・商品仕入等をすることは厳に慎まねばならない。つまり、規模は控えめに始めて、徐々に拡大して行く。また、どんなに順調に経営している時も、突発的な出来事に備える体制作りが大切である。
 肉体であれば外邪(風・寒・暑・湿による病気)から身を守る手段であるが、経営にも地震・火事・水害・盗難・情報漏洩等の外からの無数の侵害によって致命的な打撃を受けることがある。平穏無事な日常の時こそ、各種保険・セキュリティ対策・事業継続計画(BCP)等を準備しなければならない。
 以上、商売における養生は憶病な対応に見えるかもしれないが、実際は忍耐強く生き続ける基であり、畏の精神は百年以上続いた老舗企業の社是としても珍しくない。
 
 
株式会社 横井総合経営
(出典元:日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM))

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