ウィークリーニュース

2015.09.15

vol.834

 『収益認識で影響受ける工事契約 工事進行基準が使えないことも』
 
現在、企業会計基準委員会では日本基準にIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」と同様の会計処理を導入した場合の影響について検討しているが、一番大きな影響を受けそうなのが工事契約だ。
IFRS第15号では、「企業の履行が、資産(例えば、仕掛品)を創出するか又は増価させ、顧客が当該資産の創出又は増価につれてそれを支配する」との要件を満たす場合には、一定期間にわたって収益を認識することができることとされている。一方、日本基準では工事収益総額、工事原価総額、工事進捗度が信頼をもって見積もることができる場合には工事進行基準を適用することが可能になっているため、IFRS第15号とは適用要件が異なっている。
 このため、IFRS第15号の前述の要件を満たさない工事契約については、顧客に支配移転した時点、つまり、工事完成基準が適用されることになり、現行の日本基準よりも収益の認識時期が遅れる可能性があるわけだ。また、IFRS第15号の要件が不明確で判断に迷うとの問題点も指摘されている。
 仮にIFRS第15号と同様の会計処理が日本基準として導入された場合には企業の経営管理や会計処理等に大きな影響を与えることになりそうだ。
 

 
『☆☆☆Weekly コラム☆☆☆ 商店街活動を楽しむ人
 
 この夏、某公的機関の依頼で商店街組合数か所のヒアリング調査を実施した。代表者や役員の最大かつ共通の悩みは、会員が活動に積極的に参加しないというものだった(役員を引き受けない等)。また、各商店街の共通点として、ヒアリングの場に集合した代表者と役員は活動が好きというよりも、活動に参加することを楽しんでいることだ。さらに、自店の経営に対しても同じで、経営成績の良悪に関わらず、仕事にやりがいや楽しみを持っている。
 ところで、商店街活動で困ることは、組織に入会せず、通りのイベントにも参加しない商店だと言う。参加しない人は、例えば「会費が負担出来ない。時間も無い」「組織活動は面倒だ」「商店街のお祭り(イベント) は好きではない」「ところで、参加すれば何か良いことがあるの」等と言う。『論語』(金谷治訳注、岩波文庫参照)に、「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」とある(如かず;及ばないという意味)仕事を楽しんでいる人は目的が明確な為か、どんな厳しい仕事でも厭(あ)きることなく忍耐強く続けられる。長年、商店街で代表や役員をしている人の話を聞くと、地域の仲間と親しく活動することが楽しく、やりがいや生きがいを感じていることが分かる。
株式会社 横井総合経営
(出典元:日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM))
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