ウィークリーニュース

2015.08.04

vol.828

『原処分の一部を取り消す 請求人の主張認める―不服審』
 
 審査請求人が賃借する建物の賃貸借契約に係る取引は、法人税法上売買があったものとされるリース取引に該当し、当該リース取引に係る課税仕入れの用途区分は、非課税用ではなく共通用に該当するか否かが大きな争点となった事案で国税不服審判所は、該当するとして原処分の一部を取り消した。26年12月10日の裁決。
 原処分庁は、請求人が締結した有料老人ホームの賃貸借契約(本件物件)については、法人税法上売買があったものとされるリース取引に該当するものの、本件物件は、入居者が生活を営む場所および日常生活を送る上で必要不可欠な場所で構成されており、全体が住宅に該当するとして、本件物件に係る課税仕入れの用途区分は、個別対応方式の計算上、非課税売り上げのみに要するものに該当する旨主張した。
 不服審判所は、入居者に対して、非課税売り上げである居住スペースの貸し付け、介護サービスの提供だけでなく、課税売り上げである居室清掃や洗濯等の各種サービスの提供が予定されていた上、実際にこれらの売り上げに必要な設備を備えていたことが認められる以上、本件物件に係る課税仕入れの用途区分は、個別対応方式の計算上、課税売り上げと非課税売り上げに共通して要する課税仕入れに該当すると裁決した。
 

 
『☆☆☆Weekly コラム☆☆☆ 問題解決は一つずつ』
 
 どんな仕事でも、大小の問題が毎日発生する。すぐ解決することもあれば、何ヶ月も掛かるような問題も珍しくない。 
 ある人から教わった「問題は縦に並べて一つずつ解決しろ」という言葉が好きだ。例えば、三つある問題を横に並べて同時に解決しようとすれば、その内の一つの解決法が分からないとどれも解決出来なくなる。取り敢えず、一つの解決が出来れば良い。また、問題の解決法は、絶対唯一ではないことを知るべきである。易理論に、「天下帰(き)を同じくして塗(みち)を殊(こと)にし、致(ち)を一にして慮(りょ) を百にす」という教えがある(天下の物事はみな帰するところはおなじで、そこに達する道筋が異なるだけであり、結果は一つことなのに、考えめぐらしかたがまちまちなだけなのだから、天下に何の思いわずらうことがあろうか。出典; 高田真治・後藤基巳訳『易経』下巻、岩波文庫)。 
 経営指導者等が経営者から経営上の問題を聞く場合、幾つも同時に問題を相談されても、その多さに驚く必要は無い。その内のどれが一番重要な問題であるかを見極めて助言すれば良い。これで大抵は満足してもらえるであろう。特に顧問先の場合は、小さな問題を一つ一つ確実に解消出来るような助言を心掛けることが有効である。
 
株式会社 横井総合経営
(出典元:日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM))
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