ウィークリーニュース

2015.05.26

vol.818

 安易な裁量労働制に警鐘 裁量労働で過労死認定
 
 何としてでも人件費を抑えたいという経営者は少なくない。見込残業代の設定、社員を退社させて請負契約に切り替えるなど、様々な手法が見受けられる。 
 昨今、法律改正案が出ている裁量労働制についても注目する経営者が増えている。改正案では法人向け提案営業職なども裁量労働制の対象とすることが盛り込まれており、新規に制度の導入を検討する企業もあるようだ。裁量労働制は実際の勤務時間ではなく、あらかじめ設定された一定の時間労働したとみなす制度だ。業務遂行の方法や時間配分などを大幅に労働者の裁量に委ねることになる。ただし、そのことが企業側の労働者に対する健康管理まで免責することにはならない。企業には労働者の健康等の確保の前提として、勤務状況の把握が必要となる。働き過ぎていないかなどのチェックが求められているわけだ。 
 先日、裁量労働の男性従業員が亡くなった案件で、労基署は過労死として労災認定した。労基署は設定されたみなし残業時間ではなく、実態で判断している。過労死となれば、当然に企業側の安全配慮義務等も問われることになるだろう。裁量労働制で働く各社員の実態としての労働時間をきちんと把握しておかないと、大きなトラブルになりかねない。
 

 
☆☆☆Weeklyコラム☆☆☆ 旅の楽しみと利益
 
 三木清著『人生論ノート』(新潮文庫)に、「旅について」と題して、次の言葉がある。「平生見慣れたものも旅においては目新しく感じられるのがつねである。旅の利益は単に見たことのない物を初めて見ることにあるのではなく、むしろ平素自明のもの、既知のもののように考えていたものに驚異を感じ、新たに見直すところにある」 
 旅の楽しみは人により様々であろうが、筆者は出張等の合間にその土地の陶器店・金物店・曲げ物店(セイロ等)・食器店等を訪ねる。商品の品揃え、形や材質、用途・デザイン等が地方によって区々であるところがおもしろい。初めて見る商品も珍しくない。例えば、風変わりな形に惹かれて買って来たハサミが実は動物の毛刈り専用であったり、玄関の置物になると思って買って来たものが実は華道で使う剣山(けんざん;生け花で太い針を逆さまに植え付けた道具)であることが判明して驚いたりした。 
 商店街の店主達と一緒に旅行(視察)をすると、参加者が「この店舗の品揃えは独自性があり魅力的だ。自店の品揃えを見直そう」「あの店舗の従業員は客の興味を予想しながら接客している。もっと客の好みを探ろう」等と感想を言う。旅先で店舗を見学すると、素直に自店の欠点や自己の経営姿勢の間違いに気づいたりするものだ。
 
株式会社 横井総合経営
(出典元:日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM))
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